薬剤師の歴史とその詳細

薬剤師の歴史について
日本の薬剤師の歴史はヨーロッパと比較すると短く、1889年の「薬品営業並薬品取扱規則(薬律)」の成立をもって始まったとするとわずか100年あまりである。
世界の薬剤師の歴史はシチリア島の皇帝フリードリッヒ2世が暗殺を恐れて設けた役職が始まりと言われている。
医師の書いた処方箋をその医師と関係のない薬剤師に調剤させ、毒薬が紛れ込むことを防ぐためである。
これは医師の処方権と薬剤師の調剤権を切り離す医薬分業の始まりだとされている。現在では世界のほとんどの国で医薬分業が定着している。
日本においては、薬剤師制度は1889年に設けられたが、医師が薬剤を調剤することが長い間慣例とされてきたことや薬剤師の人数が需要に追いつかなかったため薬局での薬剤師による調剤は発展しなかった。
薬律の附則において医師による自己調剤が認められていたことも大きな理由である。その後、1951年と1956年に医師法、歯科医師法、薬事法の一部が改正され、医師による自己調剤は禁止された。
これにより日本においても医薬分業が定着した。高齢化の進む日本では薬の需要はさらに増大するため、正しい薬の知識を伝える薬剤師の需要性は増していくだろう。